皆さまお世話になります。本日は前回お話しした消臭抗菌施工費以外の初期費用をご紹介させて頂きます。

１・火災保険料

これに関しては殆どの物件で加入が必要となります。貸主や管理会社の指定保険である場合や特に制限が無くても借主側での加入をしなければなりません。借主側で保険に加入した場合は加入を証明する為に保険証券の控えの提出を求められる事が多いです。相場的には大体２年毎更新要で１５，０００円から２０，０００円前後が一番多いかと思います。

 

２・鍵交換代

お部屋の鍵を交換する為の費用となります。金額は鍵の形状や種類、セキュリティー機能の有無等によっても大きく変わりますが、一般的な鍵の交換代としての目安は１５，０００円から２０，０００円程度です。

 

３・賃貸保証料

現在は賃貸物件を契約する際にほぼ加入が必要となります。費用の目安としては保証会社や選んだプランによっても異なりますが、契約時に総賃料の５０％円＋１年毎の１万円が一番スタンダードな形では無いでしょうか。他に、年額更新が不要の代わりに月額総賃料の１％円等のプランの場合もあります。

賃貸保証って何？と言うご質問が多いのでこちらでご説明させて頂きます。

数年前まではお部屋を契約する際は、敷金や礼金の金額がある程度纏まった金額が必要でした。

例として、関東では敷金３カ月分・礼金３カ月分等。関西では敷金・礼金の代わりに保証金と言う制度がありました。契約時に５０万円を預けて退去時には居住年数に関係なく４０万円を差引します等ですね。

昨今、時代の流れと共にこの敷金・礼金の金額が段々と安くなって来たんです。借りる側からすれば大歓迎な事ですよね！契約時の費用負担も減るし何より引越しが気軽に出来る。中には敷金・礼金無しでの募集物件と言うのも随分増えました。

ただ、やはり世の中には悪い事を考える人も一定数居る訳で。。。最初から敷金・礼金無しの物件に狙いをつけ短期間でどんどん違う物件に移り住み、挙句の果てには夜逃げ同然で部屋の中はボロボロ。連絡を取ろうにも所在も全く掴めない。そんな事が全国的にもかなりの頻度で起こる様になっていました。

そこで出てきたのが賃貸保証と言う制度です。元々は賃貸保証制度が出来た当時は、契約時に連帯保証人を用意出来ない又は頼みたくない人向けの制度だったんです。簡単に言うと保証人をお金で買う感じですね。自身の賃貸契約の連帯保証を保証会社に金銭を支払ってお願いすると言った内容の物でした。

今はこの制度が当たり前の様に契約に引っ付いて来ます。しかも保証人を用意した上でです。

理由は一度下がった敷金や礼金を元の様に高く設定する事は既に難しい時代となり（人口が減り核家族化が進む中、物件数だけはどんどん増えてます）高く設定してもずっと空室のままのリスクが貸主側からすると非常に高いんです。

ですので、高額の預かり金を取らない代わりに何かあった際の為に連帯保証人を用意して貰った上で賃貸保証にも加入をお願いしますとの形が取られる事が一般的となっております。

保証会社加入を不要にする為に敢えて敷金を多めに預けたり、家賃を前もって数カ月分纏めて前払いする等の交渉をする場合もあります。

 

４・２４時間対応可能なサポートサービス

２年で１８，０００円程度が一般的です。各社から色んな名称で出ていますが、要するにどんなサービスかと言うと管理会社の営業終了後や休日の日でも何かあった時はこちらで対応出来ますよ的なサービスです。水漏れ、盗難、鍵を無くした等色んな事に対応してくれるそうですが、結局は有る程度の所までは無料で相談にはのって貰えますが鍵の交換や水漏れの補修等では最終的に実費となる事が多い様ですので個人的には不要なサービスかと感じます。こちらの費用も加入が任意の際はお勧めする事は殆どありませんが、残念ながら必須となっている事が多いです。

私自身もこのサービスに現在強制的に加入しております(^^;実は今のお部屋に引越しする際に玄関ドアが風で閉まって中にあるＵ字ロックが掛かってしまいました。分かります？外に居るのに部屋の中には誰も居ない状態で出来る事は玄関ドアを半開きにして中を覗き込むことだけ(笑)そこで早速このサービスの事を思い出し電話をかけました！返って来た返答はかなり時間がかかりますよとの有り難くないお言葉と代金の目安として２～３万円程度はご用意下さいと。。。考えますと話して電話を切り手に持っていたスマホでＵ字ロックの開錠方法を検索して無事事なきを得ました。あっ、悪用は厳禁ですよ～！

 

５・退去時のクリーニング代

こちらも最近増えて来ました。ただ、退去時にいくら請求されるのか分からない等の不安が減る為これはあっても良いかなと思います。但し、当然沢山汚してしまうと別途請求される事になります。お部屋は出来るだけ清潔に利用しましょう(笑)

 

以上、簡単に初期費用についてのご説明でした。その他にも色んな初期費用があったりしますので、あくまでも目安とお考え下さい。ケースバイケースで交渉可能な時も当然御座います。

それではこれからも『みつもルーム』を宜しくお願い致します！